北朝鮮人民軍保衛局の体系及び活動

崔スファル、ヤン・ヒョンス(政治博士)

目次
 
bulletI.序文
bulletII.人民軍保衛局の性格及び沿革
bulletIII.保衛局の機能
bulletIV.保衛局の構造
bulletV.保衛軍官及び秘密情報員の選抜と教育
bulletVI.秘密情報網の運営方法
bulletVII.保衛局と他の監視機構との関係及び比較
bulletVIII.結論

I.序文


 本調査報告書は、崔スファル前北朝鮮人民軍上佐の陳述と記録を受け、北朝鮮問題調査研究所研究委員ヤン・ヒョンス博士が総合整理したものである。

 北朝鮮軍の動きが我々の関心を引き起こしている。北朝鮮人民軍は、過去数年間、その位相と地位が上昇しており、金正日は、軍を自身の政権と北朝鮮体制維持の支柱と看取しているものと見られる。

 北朝鮮軍、即ち朝鮮人民軍は、果たして将来どう動くのだろうか?体制の守護者として、そして党の守護者としての役割を継続するのだろうか?どのように体制変革に重要な役割を果たすのだろうか?あるいは、金正日の政権が安定すれば、再び少し消極的な位置に戻るのだろうか?あるいは、軍が少し積極的な役割を終えるため、持続的に政策決定過程に参与してきて、極端な状況が起これば、政権維持の一線に出て、どのように劇的な行動を取るのだろうか?

 このような疑問に対する解答を探す過程の1つとして見た本論文では、北朝鮮軍統制機関の1つである朝鮮人民軍保衛局に対して調べてみる。人民軍保衛局は、軍を政治的に監視、統制する重要な機関である。この保衛局の体系と機能に対し、詳細に見てみることによって、北朝鮮軍に対する党の統制、金正日の統制に対する基礎資料を提供する。

 本論文は、調査論文の性格を帯びる。従って、本論文は、研究対象の技術にその重点を置き、研究対象の学術的・理論的分析は、極めて制限された範囲においてのみ実施されたことを明らかにしておく。

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最終更新日:2003/05/21

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